夢中になれる趣味を見つけて人生を楽しもう

大正琴


大正琴(たいしょうごと)とは、大正初期に誕生した日本の楽器のことです。
「琴」という文字が楽器名に付くように、この大正琴は日本の伝統楽器である琴を元に作られていて、二弦琴をもとに、タイプライタにヒントを得て発明したと言われています。

楽器の形状は、木製中空の胴に金属弦が張ってあり、その上に簡単な鍵盤が備えられています。
演奏の仕方はその鍵盤を左手で押さえて、右の手でピックを使って弾くという弾き方が一般的です。
ギターなら弦が6本でベースなら4本と、たいていの場合は楽器というのは仕様が決まっているのですが、この大正琴は弦の数が2~12本と、商品によてその使用は大きく異なります。
また鍵盤の数も商品によって異なります。

日本の伝統楽器として知られる琴はサイズが大きめなイメージがありますが、この大正琴の場合はとても手軽なサイズなので、自宅に置いていても邪魔にならないし、持ち運びもとっても楽です。
音色は金属弦なので琴に比べると乾いた感じの音で、アコースティックギターに近い感じの音色です。
ですが、アコースティックギターの音とは明らかに違いがあり、この大正琴でしか出せない独特の音色があります。

楽器を使って曲を演奏する場合には楽譜が必要になります。音楽にあまり携わった事が無い人は、この楽譜の読み方が良く分かりませえん。
なので楽器を始めたいけど、楽譜の読み方を一から勉強するのは面倒なので、あきらめているという人も多いと思います。
ですが大正琴は、本体の鍵盤に数字が書かれていて、楽譜にも数字譜が使われています。
ですから、楽譜を見て演奏する時は、楽譜にある数字と同じ番号の鍵盤を押して弦を弾けばいいので、音符が読めない人でも簡単に演奏する事が出来ます。
ですから、難しい事を覚えなくてもとりあえず演奏を楽しむ事が出来ます。

ただ、大正琴という楽器はシンプルですが、上手に弾くにはそれなりの技術や知識が必要なので、上手に弾きこなせるようになりたいという人は、教室などに通って基礎からしっかりと学ぶといいでしょう。

素敵な音色を奏でる楽器を演奏できるようになりたいという人は、この大正琴を初めてみてはどうでしょうか。
趣味を楽しむために大切な事

趣味は自分が興味があって本当にやりたいと思っている事にしましょう。
自分が得意なジャンルなら上達も早いので楽しいですが、上達するという事だけが趣味の目的ではありません。
いちばん大事なのは、そのことが好きで没頭できるかどうかです。

だから、手先が不器用な人が手芸などの手先を使った趣味をやってもいいし、音楽が苦手という人が楽器をやってもいいと思います。
これから、何か趣味を持とうと思っている人は、自分の得意不得意にとらわれず本当にやりたい事は何かをよく考えてみましょう。