いけばな

自然の花というのは何とも言えない美しさがあります。
ですから花が好きな人は、庭に植えたり部屋の中に飾ったりなどして、花の美しさを楽しんでいると思うのですが、この花の美しさををもっと自分なりにアレンジして表現する事ができれば、もっと花を楽しむ事が出来ます。

そんな花の美しさを自分なりに表現する事が出来るのがいけばなです。
これは花を使って美しい作品を作り上げるという芸術の事です。このいけばなの歴史はとても古く、その起源は室町時代と言われているほど長い歴史を誇ります。

花を使って作品を作ると言うとフラワーアレンジメントを思い浮かべる人も多いと思います。いけばなとフラワーアレンジメントの違いは、いけばなと言うのは和室に飾るのに似合うような和風な感じの作品を作る事で、フラワーアレンジメントはテーブルに飾る花やプレゼントとして渡すような花束を作る事です。
また、いけばなというのは、フラワーアレンジメントと違って花を使って作品を作るだけでなく、礼儀作法などを重んじるという一面もあります。

このいけばなで素敵な作品を作れるようになるには、独特な感性を磨かなければいけません。
そういった感性というのは、自分で本などを読んでも勉強してもなかなか身につくものではないので、教室などに通って学ぶといいでしょう。
教室では作品を作りながら、作品を美しく見せる為の色使いやバランスなどをわかりやすく指導してくれます。
いけばなのよう抽象的な芸術作品というのは、作った作品が良く出来ているのかどうかというのが自分では分かりにくいですが、しっかりと知識がある先生に見てもらえば、自分の作品の出来がどれほどの物なのかしっかり評価してもらう事が出来ます。

教室で勉強して自分でいい作品が作れるようになれば、季節の草花を使って自分で素敵な作品を作って部屋に飾って楽しむ事が出来るようになります。

お花を使って作品を作るような事がしたいという人は、このいけばなを始めてみてはどうでしょうか。