夢中になれる趣味を見つけて人生を楽しもう

俳画


俳画という言葉はあまり聞いた事がないという人も多いと思いますが、分かりやすく言うと俳句のような表現を絵で表すことです。
俳句とは五、七、五という短い文章の並びの中に、人の情感や季節感などを表現した詩です。
五、七、五という決められた短い文章の中で言いたい事を表現しなければいけない俳句は、作る側にとてもセンスが要求されます。

この俳句と同じで俳画というのも、簡潔に書いた絵で人の情感や季節感などを表現します。
普通は絵を描くというと、キャンパスをいっぱいに使って、なるべく緻密に丁寧に描くというのが一般的です。
しかし、俳画の場合は丁寧で緻密に描くという事よりも、いかに簡潔に表現したい物を描くかという事が重要視されます。

ですから、絵を上手に描くという技術も必要ですが、簡潔な絵で俳句のような季節感を表現するセンスもとても重要です。
また、この俳画は俳句を添えて描くという作品もあり、そういった作品を描く場合には、俳句を描くスペースを考えながら絵を描いていきます。

この俳画で表現される絵は水墨画のような淡い色使いの簡潔で素朴な絵です。
デッサンの知識が描けないような緻密な絵を描くわけではないので初心者の人でも始めやすいのですが、描きたい物の特徴を端的にとらえて略筆であっさりと表現するというのは、それなりの知識やテクニックが必要です。
そういった知識やテクニックを身につけたいという人は教室に通って学ぶといいでしょう。
教室で基本からしっかりと学ぶ事により、センスのある上手な俳画が描けるようになります。

この俳画を上手に描けるようになれば、年賀状などの手紙を書くときに、センスのある絵を添えた素敵な手紙に仕上げる事が出来るようになるので、手紙を描くのがとても楽しくなります。

素朴で簡潔な表現の中に季節感を感じさせる俳画に興味があるという人は、ぜひとも始めてみてはどうでしょうか。
趣味を楽しむために大切な事

趣味は自分が興味があって本当にやりたいと思っている事にしましょう。
自分が得意なジャンルなら上達も早いので楽しいですが、上達するという事だけが趣味の目的ではありません。
いちばん大事なのは、そのことが好きで没頭できるかどうかです。

だから、手先が不器用な人が手芸などの手先を使った趣味をやってもいいし、音楽が苦手という人が楽器をやってもいいと思います。
これから、何か趣味を持とうと思っている人は、自分の得意不得意にとらわれず本当にやりたい事は何かをよく考えてみましょう。