和裁

和裁とは日本の伝統的な衣装である着物を仕立て上げる事をいいます。
洋服を作ることを洋裁と呼ぶように和服を作ることを和裁と呼びます。最近は着物なんて成人式などの特別な時しか着ないという人が多いと思いますが、和服の美しさというのは国際的にすごく評価が高く、日本でもそのすばらしさが再認識されてきています。

着物を作るというのは、パッチワークや手編みといった他の手芸に比べて敷居が高いので、教室や講習なども経験者のみを対象として行っている場合もあります。
確かに着物を作り上げるという作業は、少し作り方を勉強したからといって誰でも簡単に出来るような事ではありません。
しかし、簡単に出来なくて難しいからこそやりがいがあるとも言えます。

仕事として着物を仕立てる人になるには「和裁士」という資格が必要になります
。この和裁士の資格を取得するには、専門のスクールに何年も通って勉強しなければなりません。
それ程、着物作りというのは奥が深いのです。

これから趣味で和裁を始めてみようという人は、初歩から教えてくれるようなビギナーコースがある教室を探して通ってみるといいでしょう。
１つのの着物を作り上げるには、様々な技術や知識が必要になるので、じっくり学びながら作品を作っていくことになります。

教室に通って技術や知識を身に付けて自分で着物を仕立て上げられるようになれば、自分で着て楽しんでもいいし、誰かに作ってあげる事もできます。
着物というのは購入するととても高いので、作ってあげればとても喜ばれるのではないでしょうか。
また、七五三などで子供や孫に着せる着物を作ってあげるというのもいいと思います。

日本の伝統的な衣装の美しい着物を自分で作ってみたいという人は、和裁を始めてみてはどうでしょうか。