夢中になれる趣味を見つけて人生を楽しもう

ボタニカルアート


ボタニカルアートとは草や花などの植物を実寸でありのままに表現した植物画のことです。
元々は植物の造形を資料として記録しておくために行われていました。
写真技術が発達した現代においては、アートな趣味として人々に親しまれています。

身近に咲いている花や植物など、何気なく見ることはあってもあまりじっくり細部まで見ることはあまりないと思います。しかし、良く観察してみると植物の造形や色具合というのは、とても神秘的で美しく、知的な感動を与えてくれます。
ボタニカルアートはこうした植物をじっくり見てそのありのままの姿を描くことによって、自然のすばらしさを見つめ直すことができます。

ちゃんとしたボタニカルアートを描くにはそれなりの絵の技術が必要なので、教室に通ったり、講座を受けたりして基本をしっかり身に付けた方がいいでしょう。
「絵なんてあまりちゃんと書いたことがない」という人でも、絵というのは基礎をしっかり教わって、たくさん描けばどんな人でも上手になります。
手先が不器用だから絵はうまくなれないと思い込んでいる人もたくさんいると思いますが、手先が不器用な人でも絵は上手に描けるようになります。
草花を美しく描きたいという気持ちがあれば誰でも楽しめます。

ボタニカルアートに必要なのは、ありのままを忠実に再現することです。
油絵のようなデフォルメや省略といったテクニックは使いません。
ボタニカルアートの練習は、まずは見本を見ながら鉛筆の正しい持ち方や植物の特長・形をつかむ練習をします。
まずは、お手本となる先生の絵を模写することにより、様々なテクニックを身に付けていきます。
見本の絵を見ながらある程度うまく書けるようになったら次は実際の草花を使い植物観察、デッサン、絵の具の重ね方などのテクニックを身に付けていきます。
しっかりとしたテクニックを身に付ければあとは、あとは自分で様々な植物を見ながら自分で描いて楽しむことができます。
植物と絵が好きな人はボタニカルアートを始めてみてはどうでしょうか。
趣味を楽しむために大切な事

趣味は自分が興味があって本当にやりたいと思っている事にしましょう。
自分が得意なジャンルなら上達も早いので楽しいですが、上達するという事だけが趣味の目的ではありません。
いちばん大事なのは、そのことが好きで没頭できるかどうかです。

だから、手先が不器用な人が手芸などの手先を使った趣味をやってもいいし、音楽が苦手という人が楽器をやってもいいと思います。
これから、何か趣味を持とうと思っている人は、自分の得意不得意にとらわれず本当にやりたい事は何かをよく考えてみましょう。