カリグラフィー

カリグラフィーというのは、アルファベットなどの文字を美しく書くための手法の事です。
日本には筆を使って字を美しく書く書道という文化がありますが、このカリグラフィーは西洋版の書道といったところでしょう。
何か字を書くときに、ひらがなやカタカナ、漢字よりも、アルファベットで書いたほうがオシャレな場合があります。
そんなアルファベットを書くときに、普通に書くよりも、ちょっと洒落た字体で書くほうが、インパクトがあってオシャレな場合があります。

ワープロソフトを使って文章を書くときに、その文字のフォントを選ぶ事によって、色んなタイプのデザインの文字を書く事が出来ますが、ワープロソフトを使って書く事が出来るデザインは限られているし、ハガキやコピー用紙など、プリントアウトして字を書く事が出来る媒体も限られています。
自分でオシャレな字体を書く事が出来れば、自由な表現の仕方で文字をデザインする事ができるし、お店の案内ボードやメニューボードをオシャレに書く事が出来ます。

書道で何の知識も技術も無い人が、崩した字を書いても全然美しくないように、カリグラフィーも、ただ字を崩して書いただけでは、全く美しくありません。
このカリグラフィーには、いくつもの字体があって、その字体ごとに決められたアルファベットの書き方があります。
字体の種類はアンシャル体、ハーフアンシャル体、ゴシック体、フラクチャー体、カッパープレート体、カロリング小文字体など数多くの種類があり、文を書くときはそれぞれの字体で統一して書きます。
ですから、このカリグラフィーを使うには、それぞれの字体のアルファベットの文字の書き方をしっかりと覚えなければいけません。

また文全体を、バランスよくキレイにまとめるには、それなりの技術が必要になります。
ですから、このカリグラフィーを上手に使いこなせるようになりたいという人は、教室などに通って教わるといいでしょう。
教室では、道具の使い方や字の書き方を基本から教わる事ができるので、経験が無い人でも上手に書けるようになります。

ハガキやボードなどにオシャレなアルファベットを書きたいという人は、このカリグラフィーを学んでみてはどうでしょうか。