能面とは狂言に使われるお面のことです。
この能面というと、目とまゆ毛の離れた、なんとも言えない無表情な女性の顔のお面を思い浮かべる人が多いと思いますが、その他にも男の人やお爺さん、鬼など様々な種類があります。
この能面には、笑うとか悲しむ、怒るといった表情は無く、きわめて無表情に作り上げられています。
ですから「能面」という言葉は表情がないという事の比喩として用いられることがよくあります。
狂言という舞台で使用するのですから、その話の中で怒っている場面もあれば笑っている場面、悲しんでいる場面など、様々なシーンがあります。それらの様々な感情を表すシーンを1つのお面で表現する為に能面はあえて、とことん無表情な作りになっています。
そして微妙な顔の傾け方で感情を表す表情を作る事が出来るように作られているのです。
この能面の無表情で独特な雰囲気は見ているだけで神秘的な感じで、その姿は日本の伝統文化を感じさせてくれます。
この、能面のなんとも言えない神秘的なデザインが好きという人は全国にたくさんいて、狂言に使用する物ではなく飾る為の能面もたくさん販売されています。
それらを飾って楽しむのもいいのですが、もっと深く能面の魅力に触れたいという人は自分で作ってみるというのもいいと思います。
作ってみたいけど何から始めたらいいのか分からないという人は、能面の作り方を教えてくれる教室があるので通ってみるといいでしょう。
教室では作るのに必要な技術や知識を基本からしっかりと教えてくれるので、今までそういった物作りなんてまったくした事が無いという人もきっと作れるようになると思います。
日本の伝統文化に興味があるという人は、この能面作りにチャレンジしてみてはどうでしょうか。
関連書籍紹介
一彫入魂面打ち・仏像彫刻に挑戦!ノミを通じて自分と対話する (定年前から始める男の自由時間) (大型本)
内容(「BOOK」データベースより)
奥の深さが魅力の面打ちの世界、小面作りの全工程を追う。最初は仏手・仏足から、白衣観音・聖観音像を彫る。今に受け継がれる神楽の伝統、夜神楽の舞う備中を旅する。やさしさと荒々しさが調和する、円空彫りの古里、美濃を訪ねる。叩きノミと彫刻刀、仏師・能面師の技を支える道具たち。
面打ち入門―彫刻から彩色まで (単行本)
内容(「MARC」データベースより)
面打ちの入門者のために、小面、般若、翁を例にとり、道具類の説明、スケッチ・デッサン、型紙のとり方、彫り方から彩色仕上げまでの全要点を、わかりやすく図解と写真で詳説。